IDX MediaDXの活用例
「IDX MediaDX」は、クリエイター、メディア部門のシステム管理者、外部の提携企業の問題を解決するために開発されたトライパッドソリュー ションです。以下は、クリエイターやメディア関連企業が抱えている様々な課題とソリューション、導入効果をまとめた活用例となります。
IDX MediaDXのソリューション
1、メディア業界におけるデータをバックアップし、どこからでもアクセスできるようにする
2、内部や外部と安全な共有をし、チームコラボレーションを効果的に行う
3、すべてのドキュメントのバージョンと変更を追跡する
4、セキュリティとコンプライアンスを最大化して、クリエイターとそれを取り巻く関係者のデータを安全に保つ
5、大規模なコスト削減を可能にする
といったコンセプトで開発され、クラウドベースのSaaSで提供いたします。
「IDX MediaDX」では、このコンセプトのもと、クラウドで効率よくファイルを共有、保管することができ、クリエイターが業務のために必要とするさまざまなツールや、コンテンツ、ワークをすべて一つの場所に集め、既存のクリ エイティブ環境を最適化するスマートな空間を提供します。
広告代理店における活用例
課題
リリース前の製品情報など外部に漏れてはいけない情報を扱うためにPRのデザ インデータは厳格な管理のもと広告の公開直前まで機密なやりとりが必須です。クリエイターと広告代理店とクライアントの間でのセキュアな共有システムを求めていました。
ソリューション
発表前の広告デザインなどの重要なメディアデータに対して安全で安心なクラウドストレージと共有ソリューションを提供します。「IDX MediaDX」のセキュリティ機能とコンプライアンスにより、安全で安心なファイル共有とストレージが可能になります。完全なデータ損失防止と保護を確実にするためのバックアップ機能も搭載されています。
導入効果
大掛かりなシステム構築をすることなく、安全な共有システムの環境を提供できるため、低コストで、いつでもどこでも機密性の高いトランザクションでメディアデータにアクセスできる環境を提供できます。ファイルビューアー機能でデザインソフトを持っていなくてもAdobeソフトなどで作成されたメディアデータをクラウド上でダウンロードすることなく確認できるために広告会社とクライアントとの確認作業もスピーディでセキュアなデータ連携が可能になり、クリエイタ ーとプロデューサーの間でもいつでも簡単にメディアデータを確認することがで きるようになります。ダウンロード、アップロードも安全な管理下で行われることで、セキュリティが重要な広告業界において繰り返し必要となるメディアデータの確認作業の時間を大幅に短縮することが可能となり、クリエイター、広告代理店、ク ライアントがより多くの価値をもたらす活動に集中することができます。
出版社における活用例
課題
作家の著作権に関わる知財データを扱う出版社では、長らく紙媒体での作品の保管、共有が当たり前でしたが、メタバース、Web3に転換する時代の中で、 デジタルデータの著作権を守ることが求められるようになってきました。以前はファックスや、メールで確認していた作家と編集者とのやりとりも安全な SaaS環境でのデータ共有が必要となり、かつては印刷会社とのやりとりが主だったコンテンツ制作も、Web制作会社や、メタバースのクリエイターとのやり取りに変化してきています。
ソリューション
「IDX MediaDX」を導入することで、作家や出版社が著作権を持つデジタルデータをセキュアに保管、共有が可能となります。プロジェクト単位でのデータ管理体制をスピーディに安全に構築できるために複数のプロジェクトを安心して 効率よく進めることができます。外部とのデータ連携も厳格な権限管理のもと漏えいリスク対策、ランサムウェア対策も可能なデータマネジメントを実現することができます。
導入効果
「IDX MediaDX」のセキュリティ機能とコンプライアンスにより、安全で安心なファイル共有とストレージが可能になります。完全なデータ損失防止と保護を確実にするためのバックアップ機能も搭載されています。メタデータ管理・検索機能を 使うことで、クリエイターの作品のみならず、作品を生み出す過程で必要とされる膨大な素材や、加工データなど、各データの特性に応じたメタデータを付与することができ、データの管理・検索を容易にできます。出版業界のDX化に伴う業務の中で意識することなく自動でバックアップすることができ、さらにファイルを世代管理できるので、上書きによるデータ喪失のリスクも回避し、外部提携先とも安全で効率良いデータ共有が可能となります。
映画制作会社における活用例
課題
最近の映画制作では、実写とVFX (撮影された実写映像素材を元にCGにより新たな映像効果を追加する技術)などの組み合わせで制作が行われることが多くなり、実写の撮影部隊とVFX制作会社との連携において安全で迅速なメディアデータの共有が求められるようになりました。
ソリューション
「IDX MediaDX」を導入することで、撮影された実写データをVFX制作会社と安全で迅速な共有が可能となります。実装されているチームドライブの活用で制作プロジェクトの始まりから素早く安全な共有設定ができ、プロジェクトの終わりにはコールドドライブで低コストにデータアーカイブを行い、プロジェクトチームの解散と共に瞬時にチームドライブを閉じることで簡単に共有を解除することもできます。メタデータ管理・検索機能で大量の動画にメタデータを付与することで 「雨」「夕日」などのキーワードから必要な動画データを検索からすぐに見つけ出すこともできるようになります。
導入効果
「IDX MediaDX」のシステム内で撮影スタッフ、編集スタッフ、VFX制作会社など、それぞれのチームドライブを作成して、バラバラな制作業務を一括管理することができるようになります。撮影チームからVFX制作チームへと、他のチームへのデータ共有もコピーや移動でダウンロードすることなくファイルをすぐに共有することができ、メディアファイルの共有業務が格段に効率アップできます。 ファイルビューアー機能では、動画ファイルをダウンロードすることなくビューアーで再生できるために必要なファイルの確認作業が圧倒的にスピードアップします。 メタデータ管理・検索機能では、大量の動画ファイルの中から必要なメディアファイルを追跡する時間と手間を大幅に削減することができるようになります。
舞台・アニメーション制作会社における活用例
課題
プロジェクションマッピングのデータ、DVD、メディアミックス、TVCFなど、 データはどんどん巨大化し、一つの舞台だけでも20TBほどの大容量のデータになる中、現在は安価なHDDにデータをバックアップして倉庫に山積みになっている状態のため、データ喪失のリスクが心配されます。無料のクラウドドライブを利用して、データをダウンロードしたり閲覧をしているために著作権保護の観点でも不安な状態です。
ソリューション
「IDX MediaDX」のコールドドライブを活用することで大容量のメディアデータを長期に安価にクラウド上に保存することが可能となります。通常ドライブでは、動画データをWebブラウザ上でダウンロードすることなく閲覧ができ、大容量のメディアデータもセキュアに外部と共有することが可能となります。アニメーション制作においては、絵コンテやキャラクター設定資料など、漏えいが許されない知的財産価値の高いデータも、閲覧、ダウンロード権限の設定や、監査ログにより外部制作会社との共有において厳格なデータ管理が可能になります。
導入効果
アニメーション制作途中の多くの画像データなどはクリエイターのパソコンにつながっている外付けSSDや、外付けHDDにバラバラに保管されています。 「IDX MediaDX」のデータ保管の3つのドライブタイプは、すぐにアップロード、 ダウンロードするために使う個人ドライブと、チームで効率良く共有するチームドライブと大容量データを低コストで保管できるコールドドライブがあります。 バラバラに保管されているメディアデータをそれぞれに適応するドライブに一元管理することで、「あのデータはどこにありますか?」にすぐに対応することができます。メタデータ管理・検索機能を活用すれば、キーワード検索でどこのドライブに格納されているかわからないデータもすぐに見つけ出すことができるようになります。
VR・メタバース制作会社における活用例
課題
開発エンジニア、プロジェクトマネージャー、キャラクターデザイナー、プランナーがシームレスにデータ共有をしながら、建築会社や国土交通省などとも連携して、 京都や渋谷、銀座の街並み、有名デパートや老舗店舗の建築データを安全な形でやり取りして仮想空間上にデジタルツインを作成するための国産のデータ共有システムを探していました。
ソリューション
「IDX MediaDX」のチームドライブを活用することで、プロジェクトごとのチームドライブを作成してチームに登録されているメンバー以外はファイル名だけでなく、ドライブの存在さえもわからないセキュアな共有環境を1つのシステム内で複数構築することが可能です。外部組織との連携も、メールアドレスの登録だけで面倒な手続きなしにすぐにチームに加えることができるので、スピーディに外部連携ができます。国産システムなので有事の際にもデータは日本国内で守られ、海外当局にデータを開示されるリスクもなく、安心してデータの保存と共有の管理システムを社内に構築できます。
導入効果
既存の海外大手のデータ保存、共有システムは、サービス提供会社がサーバー内の データにアクセスする権利があることを規約で謳っていますが、 「IDX MediaDX」 では、AOSデータ社がお客様のデータにアクセスすることは絶対にありません。 保存されたデータは、アマゾンウェブ サービス (AWS) 東京リージョン内に保管されています。日本国内に保管されていますので、日本の法律が適用されます。 国土交通省が持つ日本国内の地理的データや、日本を代表する建築設計データなどが 海外に流出するリスクを最大限抑えて、今後日本で発展するであろうWeb3を構築するための安全で使いやすいデータ保存と共有のシステムを提供することができます。
YouTuber管理会社における活用例
課題
複数のYouTuberを抱えるYouTuber管理会社では、所属クリエイターの動画コンテンツの保管と管理に、使いやすさとセキュリティのバランスが取れた SaaSシステムを探していました。YouTube関連のレコード会社として音楽データの管理においても一元管理できるシステムを模索していました。
ソリューション
「IDX MediaDX」では、メールアドレスだけで瞬時にアカウントを作成でき、 それぞれのYouTuberは互いのフォルダを見ることはできません。所属クリエイターが個人ドライブで自分のデータを保管したり、チームドライブで管理会社と必要なメディアデータのやり取りを安全に簡単に行うことができます。メタデータ管理・検索機能では、動画データにファイル名以外の検索キーワードを書き込めるために、毎日増えていく過去の動画データも後から簡単に探し出すことが可能です。動画データをクラウド上のビューアーで再生できるファイルビューアー機能も便利です。
導入効果
「IDX MediaDX」を導入することで、所属クリエイターの全てのメディアファイルを安全に一元管理することができます。専属契約のYouTuberだけでなく、 ネットワーク契約で管理会社のプラットフォームを利用しているYouTuberにも総合的なプラットフォームサービスの一環として、データの保管と共有のシステムを利用してもらうことができます。管理会社は、コンテンツの一元管理で煩雑になりがちなデータ共有をスムーズに行うことができるようになり、ネットワーク 契約のYouTuberにとっても日々のコンテンツを安全に保管と共有ができるため、 コンテンツ制作に集中することができます。